レギュレーターとは

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スクーバダイビングで使用するタンクには、通常圧縮された空気が入っており、実際に潜った場合、このタンクから空気の供給を受けることでダイバーは呼吸することが出来るのですが、通常200気圧程度まで圧縮された空気をそのまま吸うことできません。そこでその圧力を調整し、呼吸に適した状態にする、減圧が必要になってくるのです。レギュレーターはタンクに充填された高圧の空気を、通常2段階に分けて減圧する装置です。

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第一段階としてダイバーの周囲の圧力プラス7から10気圧程度まで調整する1stステージがあり、適切な圧力となった空気が中圧ホースを通じて第二段階である2ndステージへ送られます。また、BCDやドライスーツに対する空気の供給に関しても、この1stステージで調整されたものが使われています。器具は形状と作動方式から概ね2つに大別されます。ひとつはピストンとスプリングによって圧力調整を行うピストン式と、ダイヤフラムというタンク残圧の影響を受けにくい機構を備えたダイヤフラム式です。また、バルブに関してもスタンダード方式とバランス方式があり、水深による圧力変化やタンク残量の影響を受けにくいのはバランス式です。両者を合わせたバランスダイヤフラム式は高価である反面、エアー供給の安定性において秀でています。

第二段階では先の段階で減圧された空気を、さらに呼吸に適したレベルまで減圧する調整を行います。故障などのアクシデントにそなえ、2ndステージ部分の予備を携帯する場合も多くオクトパスとも呼ばれます。

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レギュレーターに関しても、自分のフィーリングに合ったものを選びましょう。その際、呼吸のしやすさが重要なポイントとなるのですが、タンクの残圧やその他の条件に呼吸抵抗が左右されない機能を持つものは、概ね構造が複雑であり、コストパフォーマンスにおいて劣る反面、メンテナンスが複雑で大変です。ですから単純構造のレギュレーターで充分呼吸がしやすいということであるなら、無理に高性能なレギュレーターを選ぶ必要はないでしょう。また、予備のオクトパスに関しては、構造、仕様がともにシンプルなものを選ぶことで、咄嗟に使用する際の煩わしさを回避できます。

全ての器具はダイバーの命を預かるものですが、なかでもレギュレーターは非常に重要な装備です。信頼性が高い製品を選ぶのはもちろんのこと、日々の点検も怠らないよう注意しましょう。